40代になると女性ホルモンの減少で、お肌も乾燥してカサカサしがちで、目元のしわが目立ってきます。
乾燥肌になってしまう原因は、様々です。
だけど美意識が高い女性ほど、意外とクレンジングが原因で乾燥肌になっている場合も多いんです。
間違ったクレンジングやクレンジング方法で何が起きる?
間違ったクレンジングを続けていくとこういったことがおきます。
- 摩擦によるダメージ
- クレンジングの界面活性剤のダメージ
がお肌に加わります。
その結果、私たちのお肌の最前線にある角質層の保湿成分が減少していきます。
角質層の3大保湿因子とは
角質層にある3大保湿因子とはこのこと。
- 皮脂膜
- 天然保湿因子(NMF)
- 角質細胞間脂質(セラミド)
3大保湿因子の役割
それでは、どういった役割を果たしているかというとこちら。
- 肌内部の水分が蒸発しないように守ってくれています。
- 紫外線や細菌、ホコリといった外部の刺激からお肌を守ってくれています。
これら3大保湿因子は、加齢によって減っていくだけでなく、実は、間違ったクレンジングやクレンジング方法によっても減ってきます。
3大保湿因子が減少すると
3大保湿因子が減少するとこういったお肌になっていきます。
- 肌がいつでも乾燥状態になる
- 外部からの刺激に弱くなり、肌トラブルが起きてしまう
といった困った状況になってしまうんです。
40代乾燥性敏感肌はクレンジングでバリア機能維持としわ予防するべし
乾燥肌にありがちな肌トラブル
乾燥肌にありがちなトラブルとして、次のような困った状況になってしまいます。
お肌がつっぱる
クレンジング後、3分も経たずにお肌がカサカサ乾燥したら、肌の水分や油分が足りないサインです。
お肌のバリア機能の役割を果たしている表皮の角質層が薄くなって、本来お肌にとって必要な皮脂までも奪われてしまっています。
そうすると、「天然のクリーム」といわれる皮脂が、お肌内部の水分をキープできずに、水分が蒸発し、お肌がつっぱってしまい乾燥しやすくなります。
特に、皮膚の薄い目元や唇が、真っ先に乾燥します。
ブツブツができる
クレンジングの洗い残しがあると、吹き出物や湿疹のようなブツブツができることがあります。
大人ニキビができてしまう
お肌が乾燥することで、少なくなった皮脂が自らを守ろうと、皮脂を過剰分泌させてしまいます。
そうすると、毛穴が開き、皮脂腺の多い小鼻周り、おでこなどに赤いぷつっとした大人ニキビが出来てしまう原因になります。
気が付かない場合もある
私もそうだったんですが、自覚症状が特になく気が付かない場合もあります。
例えば、『ビニール肌』といって、表皮の角質が薄い・もしくはなくなってしまっていると、一見ツルツル肌に見えて若く見えるんです。
だけど、実際は、その逆。
キメがなくなってしまい、紫外線やホコリといった外部からの刺激に、脆い状態となっている状態なんです。
40代乾燥肌対策!間違ったクレンジング方法に気を付けよう
40代といわず、30代でも、お肌のお手入れ次第で見た目年齢が、すごく変わってきます。
こういったことしてませんか?
- クレンジングでお肌を1分以上マッサージしてこすりすぎている
- クレンジングシートをよく使う
- 熱すぎるお湯で洗い流す
- タオルで顔をこすってしまっている
- W洗顔をしている
基本的に、お肌をこする、熱いお湯を使う事は、お肌にとって必要な皮脂を取り過ぎてしまっているんです。
だから、お肌を乾燥させてしまっているんです。
ですが、お肌が乾燥している状態でW洗顔するのは、さらにお肌の状態を悪化させていく一方です。
また、クレンジングで十分メイクが落ちているのに、落ちていないかもしれないと思って、W洗顔をしている場合も同じです。
肌にとって必要な皮脂を奪い去ってしまっている状態なので、非常にもったいない事をしてしまっているんですよ。
ですが、これは、クレンジングが本当に落ちているのかどうか分からないといった漠然とした不安があるせい。
目元のしわが気になる40代乾燥肌ならどのクレンジングタイプを使うべき?
濃いメイクもするなら、クレンジングは複数使いで
濃いメイクと薄いメイクをしているパーツごとにクレンジングを変えると、悩みがぐっと減ります。
例えば、濃いメイクの目元などは、クレンジングオイルやバーム等の洗浄力のあるクレンジングタイプ。
もしくは、アイメイクリムーバーを使って短時間でさっと落とします。
そして、薄いメイク、ナチュラルメイクのパーツは、さらにお肌に優しいクレンジングタイプを使うという複数使いをおすすめします。
そうすることで、お肌への負担を減らすことが出来ます。
ナチュラルメイクの時の肌に優しいクレンジングタイプとは?
メイク汚れをきちんと落とすだけではなく、お肌のバリア機能を維持するために必要な3つの保湿因子(細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)、皮脂膜)を落としすぎないようなクレンジングタイプがおすすめです。
それは、クレンジングミルク・クリーム・ジェルといったクレンジングタイプです。
ですが、各商品によっても洗浄力が全く違います。
ひとくくりに、このクレンジングの種類なら、どのクレンジングでも大丈夫だよ!ともいえないのが残念な現状です。
クレンジングミルク
乳液のようなテクスチャーで水分と油分がほどよく混じって、伸びが良くお肌への摩擦を減らしてくれます。
適度なクレンジング力がありつつ、必要な皮脂は残しておいてくれるのが特徴です。
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クレンジングクリーム
クレンジングミルクよりオイル成分が多少多めです。
そのため、こってりとした濃厚なテクスチャで肌への摩擦が少なく、洗い上がりがしっとりなのが特徴です。
拭き取りタイプと洗い流すタイプがありますが、乾燥肌にとっては洗い流すタイプの方が良いです。
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クレンジングジェル
水性と油性タイプがあります。
ぷるんとしたゼリーのようなテクスチャーで厚みがあるため、お肌への摩擦になりにくく、比較的濃いメイクでも簡単に落とす事が出来ます。
(商品によってバラつきがあります。)
油性タイプは、水性タイプよりもメイク落ちが良いです。
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植物油脂系のクレンジングオイル(バーム)
油脂系のクレンジングオイル(バーム)とは、一般的なクレンジングオイルと違って、植物性の美容オイルをベースにしたクレンジングです。
ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイル、マカデミアナッツオイル等
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乾燥肌なら成分にもこだわろう
乾燥肌が気になるなら、クレンジングに配合されている成分にも注意したいところ。
保湿成分
今は、保湿や美容成分入りのクレンジングもあるので、そういったクレンジングに着目するという方法もあります。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
こういった成分入りのクレンジングを選んでも良いですし、化粧水やクリームなどのスキンケアで保湿をしても問題ありません。
合成界面活性剤などの成分
現代社会では、合成界面活性剤は、メイクを浮き上がらせて洗い流すためになくてはならない存在。
ある程度は仕方ないんです。
だけど、なるべくお肌に負担をかけずに落としたいのが本音ですよね。
だから、配合量の多い順に並んでいる原材料表示を見て、合成界面活性剤の配合の少ないクレンジングを選んでいけばナチュラルメイクの時は安心です。
エタノール
エタノールは、防腐剤として配合されることもあります。
だけど、エタノールってつけた時、スーッとした清涼感がありますよね?
実は、揮発することで皮脂を取り過ぎてしまい、お肌が乾燥しやすくなるんです。
そして、殺菌力が強いために免疫力を下げてしまうので、乾燥肌や敏感肌の方には控えた方が安心な成分です。
目元のしわが気になる40代乾燥肌のクレンジング
40代乾燥肌のスキンケアは、なにより皮脂の取り過ぎに注意をする必要があります。
ナチュラルメイクの日には、肌に負担をかけない刺激の少ないクレンジングを使う。もしくは、メイクのパーツごとにクレンジングを変えて乾燥肌対策をしてくださいね。
あくまでも、しっかりメイクした時には、落ちないクレンジングでゴシゴシして目元をこすってしまうのは避けましょう。
は洗浄力があって数秒でメイクが落ちた方が結果的に、メイクを残すこともなく安心です。
乾燥は皮膚の薄い目元のしわなどを目立たせてしまう原因です。
クレンジング選びで悩む乾燥肌40代には肌に優しいのがおすすめ
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