ホットアイマスクって目の周りを温めてくれて、すっごく気持ちが良いですね。
だけど、逆効果になることってあるんでしょうか?
血行を良くしてくれたり、リラックス効果もありますが、知らないうちに逆効果になってたらいやですよね?
肩凝りと同じように、逆に冷やした方が良かったとか。
ホットアイマスクでどんなデメリット・メリットがあるのか、使う時の注意点などを紹介します。
ホットアイマスクが逆効果になるのは目が充血している時
ホットアイマスクが逆効果・デメリットになる場合は、目が充血している時。
結膜炎や寝不足などで目が充血している時は、目元を温めるとかえって炎症がひどくなってしまう可能性があります。
というのも、温めることによって、白目の下にある毛細血管が膨張して目が充血してしまうから。
そんな時は、ホットアイマスクを使うと逆効果。
冷たいタオルで目元を冷やすと、血管が収縮して充血が和らいでいきます。
結膜炎だけでなく、打撲や打ち身などで目が腫れた時も、冷やす方が良いと言われています。
ホットアイマスクをつけたまま寝るのは大丈夫?
ホットアイマスクをつけたまま寝るのは大丈夫かどうかは、アイマスクの種類によって変わってきます。
たとえば、花王の「めぐりズム蒸気でホットアイマスク」だと、大丈夫と会社のHPで記載しています。
マスクをつけたまま寝ていただいても、かまいません。ただし、発熱が終わった後のシートは若干かたく感じられることがあります。目や目のまわりのお肌はデリケートな部位ですので、十分にご注意ください。
引用元:花王
一般的には、こういったカイロの使い切りタイプは大丈夫のものが多いです。
ただ、敏感肌の方の場合は、最初に使う時、肌に異常が起きないかどうか試してからの方が安心。
美容家電の場合だと、つけたまま寝ると、髪型にクセがつく、頭囲のヘッドセットが当たって寝心地が悪くなるといったデメリットも。
使用上の注意をチェックしてから使うようにしたいですね。
ホットアイマスクのメリット4つ
ホットアイマスクのメリットはこちら。
- 血行促進
- 目の調節力の低下を防止
- ドライアイの改善
- リラックス効果
ホットアイマスクで血行促進
血行促進ってそんなに大事?って思うかもしれません。だけど、超重要なんです。
なぜって、血行不良だと、たるみ、しわ、シミ、青、茶クマ、くすみ、眼精疲労になってしまうからです。
しかも、見落としがちなのが、まつ毛。
まつ毛にも栄養が行き渡りにくくなるため、まつ毛の老化も促進させてしまうんです。
冷え性やパソコンなどの長時間の使用などで目の周りの眼輪筋が凝り固まると、目の周りの毛細血管の血液がスムーズに流れなくなります。
そうすると、全身に送り込む必要な栄養や酸素が血管内で滞ってしまいます。
栄養がすみずみに行き渡らない分、肌のターンオーバーがスムーズに行われません。
しかも、加齢によって、この毛細血管自体も劣化してしまい、血管が弾力を失って硬くなってしまいます。
見落としがちな目の周りの血行促進。
健康だけじゃなく美容にも大敵ですね。
疲れ目には目を温めよう!
目の調節力の低下を防止
早いと40才前後から老眼になる人がいます。
しかも、男性より女性の方が老眼になりやすい傾向があるようです。
老眼とは、
- 目のレンズの役割をしている水晶体が加齢によって硬くなる
- 目のピント調節を行っている毛様体筋という筋肉の調節がきかなくなる
- 近くのものが見えにくくなる状態のこと
確かに、私の周りで早くもなっているママ友がいます。
ですが、実際にこうなる前に、目が疲れる、ショボショボする、夕方になると物が見えにくくなる
といった症状から老眼は始まっているんです。
ホットアイマスクによって、肌の深部が温まることで、ピント調節機能を行っている毛様体筋のコリがほぐされ老眼予防に良いという訳なんです。
スマホ老眼について
現代社会の必需品になったスマホ。
20~30代でも増えてきている「スマホ老眼」ってご存知ですか?
スマホ老眼は、40代以降になる老眼とは意味が違いますが、スマホを見続ける事によって、一時的に老眼のような字が見えにくいといった症状が出るためにスマホ老眼と呼ばれています。
というのも、近い距離で、小さい画面の中の小さい字を見続けてしまうと、目のピント調節機能の役割を果たしている毛様体筋が凝り固まって、字や物が見えずらくなってしまうからです。
ドライアイの改善
目元を温める事で、まぶたの中にあるリボソーム腺から脂が分泌されやすくなります。
この脂が、眼球の上の涙を覆うように膜を作ります。
その事で、涙の蒸発を防いでくれるのでドライアイが改善されるというわけです。
リラックス効果
やはり、リラックス効果を感じる事が多いのではないでしょうか。
私たちは、笑ったり、安らいだり、ストレスを感じていない、リラックスしている時に、副交感神経が優位になります。
寝る前にホットアイマスクを使うと良いと言われるのは、ホットアイマスクによって、副交感神経が優位になるからです。
また、毛様体筋を動かしているのも副交感神経で、目元には、副交感神経が集まっているんです。
このため、安眠効果が得られやすいんです。
また、寝る前にホットアイマスクを使って、光を暗くすることで、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌されやすくなります。
実際にホットアイマスクを使った体験レビュー
今や、ホットアイマスクは、スマホやPC疲れの人が多いこともあり大人気。
ホットアイマスクには色々な種類がありますが、一般的に人気があるのは、ドラッグストアに沢山並んである使い捨てや電子レンジで加熱するタイプのものです。
だけど、家で使うなら、電子レンジで繰り返し使えて、カバーが繰り返し洗えるものの方が衛生的です。
というわけで、ピップ(株)の「夢みるここちのほっとリフレ」を使ってみました。
繰り返し洗えるカバーつきという点があずきのチカラとは大きな違いです。
見た目は、ピンクの水玉模様で、かわいいともなんともいえないのですが、まぁ気にしません。
実際に電子レンジに入れる前に、中身のシリカゲルをカバーの中に入れてから温めます。
このカバーは、ポリエステルだけどふわもこ素材なので厚手で柔らかいんです。
電子レンジ500Wで20秒と書いてあるものの、実際はぜんぜん温まらないので、50秒にしてみました。
そうすると中身自体触ると、かなり熱かったのですが、カバーが厚手なので、ちょうど気持ち良い具合でした。
実際は、各家庭にあるレンジの機能によっても変わるので時間調整は必要です。
チンしたら、温かさにムラが出るから振った方が良いのかなと思いきや心配無用でした。
このホットアイマスクは耳ひもの長さを変えれるし、ひもは目に直接当たらないので、使いやすかったです。
この状態でつけたまま寝ます。どちらかというと、まぶたの下というより、眉毛やまぶた全体に温かさを感じました。
「ホットアイマスクをつけたまま寝て大丈夫かなぁ?」と私も心配に思いましたが、実際、今のところ問題ありません。
大体、ホットアイマスクが冷める前に爆睡状態です(笑)。
- 耳のひもを長めに設定しておく
- もしくは耳ひもを使わないのであれば、寝ている間にベッド下に落ちるので長時間使用や低温やけどは防げます。
実際にホットマスクを使った感想
とてもとても気持ちが良すぎです。
翌朝起きた時に、目の疲れがとれたような軽さが感じられました。
ゴロゴロ感が全くなくなったという訳ではありませんが、かなり軽減されました。
私は、平均睡眠時間が5時間なので、睡眠時間をもう少し7時間ほど取れればまた結果は変わったかもしれません。
耳ひもをつけて寝ると、多少ズレはありますが、目を覆っているため乾燥予防にもなります。
ですので、冬乾燥しやすい目元にもホットアイマスクは使えるなと思いました。
やっぱり、目元はしわができやすいスポットなので、乾燥対策にもメリットを感じました。
ホットアイマスクは逆効果になる時もある まとめ
ホットアイマスクは、目元の血行促進、目の調節力の低下を遅らせる、ドライアイの改善、リラックス効果があります。
このことで、老眼やスマホ老眼になりにくい習慣をつけたり、目の疲れといった健康面でもメリットも。
さらに、しわ、シミ、クマ、たるみなどにも良い影響を与えるので、健康と美容にもメリットがあります。
ですが、目が充血している時は逆効果になるので注意してくださいね。
ホットアイマスクの使用上の注意をまとめます。
- コンタクトは外して使う
- 長時間同じ部位に当てない
- 目が充血している時は逆効果なので冷やす
- 医療器具ではないので治療を目的では使用しない
- 1日4回限度で加熱使用後、次の使用まで4時間以上にあける必要がある
確かに、ホットアイマスクを目元に一晩中のせるには少し重いかもしれませんし、低温やけどなきにしもあらず。
皆さんが、実際に使う時は、使用上の注意を読んで正しく使ってくださいね。
もっと、目元をケアしたい場合は、Panasonicなど美容家電レンタルを検討してみるのもいいですよ。
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