マスクのつけっぱなしって肌に悪いっていうよね?ファンデーションをするのが、マスクで肌荒れの1つの原因になのかな?
肌に悪いというのは、たとえば、赤み・かゆみ・ヒリヒリ・ニキビなどの不調が出てくるから。
マスクは、ウイルス、花粉症対策に欠かせませんし、調子の悪い顔を隠してくれるというメリットもある一方、肌荒れを起こすというデメリットもあるんです。
- ファンデが原因で肌荒れするのか
- マスクで肌荒れの原因
- マスクによる肌荒れの対策
マスクにファンデーションが肌に悪いわけではない
#コロナ肌荒れ#マスク肌荒れ#マスクで顔かゆい
マスクしながらずーっと話しっぱなしの仕事だからどんどんマスク内の口周りが蒸れてきて荒れてくるよ😭
ポツポツできてるし痒いしつらみ🥺— えいたぁ (@Eighter_Eight_f) May 19, 2020
結論を言いますと、マスクの下にファンデーションをしているからといって、必ずしも肌に悪いわけではありません。
ファンデーションをつけていることが、直接的に、肌に悪い状態につながってくるわけではないんです。
ただし、すっぴんでも、ファンデーションでも、マスクを長時間使い続けることによって、肌荒れが起きてしまうことがあります。
特に、敏感肌や乾燥肌の女性の方は、肌が荒れやすいんです。
その理由を説明しますね。
マスクにファンデーションが肌に悪い4つの原因
ずっとマスクしているから
顎ニキビが全く治らない
ひどいまま
マスク肌荒れ参った✋😖✋#マスク肌荒れ pic.twitter.com/uIf9VFq981— ruu (@ruu71000783) March 21, 2020
マスクが肌に悪い影響を与えてしまう原因はこちらの4つ。
- マスクと肌の摩擦により起きてしまう肌荒れ
- マスク内部が蒸れることで起きてしまう肌荒れ
- マスク素材が肌に合わずに起きてしまう肌荒れ
- マスクを外した時に起きてしまう乾燥による肌荒れ
マスクと肌の摩擦により起きてしまう肌荒れ
マスクと肌の摩擦・肌への刺激によって肌荒れが起きてしまうパターンです。
マスクをしている間は、鼻、頬、口、アゴと幅広い部分がマスクと接触した状態になります。
そのため、肌とこすれて、赤くただれる・カブレ・ヒリヒリ・吹き出物・ニキビができてしまうんです。
口を動かすたびに、摩擦が起きてしまう頬骨あたりは、ゴムも当たってしまうため、肌トラブルに見舞われやすいパーツ。
口からアゴにかけてもニキビができたり、悪化したりしやすい部分。
マスクといっても、細かく見るとマスクによって形が違いますよね。
マスクの形状やゴムの突起といった、凹凸部分が肌との摩擦を起こしてしまっているんです。
今回、なかなかマスクが手に入らないということもあり、否応なしにメーカーを選べずに使わざるを得ないため、多くの人に肌荒れが起きているともいえますよね。
マスク内部が蒸れることで起きてしまう肌荒れ
マスクをつけていると、蒸れて、暑苦しくなってきますよね。
実は、マスクの中って、温度も湿度も高いため、雑菌が繁殖しやすい環境が整っているんですよ~。
まず、口の中には、元々雑菌がいるため、呼吸するだけでもマスク内部に雑菌が付着してしまうんです。
それだけでなく、話をする時、くしゃみをする時の唾液もマスク内部についてしまいます。
そのため、ニキビができやすい環境を作ってしまっているんです。
夏はマスクによる肌荒れが深刻になりやすい季節なので、清潔にすることを心がけましょう。
マスク素材が肌に合わずに起きてしまう肌荒れ
マスクの素材は、不織布・ガーゼ・ポリウレタンなどありますが、これらの素材と肌が合わないとアレルギー反応を起こしてしまい、肌荒れを起こしてしまいます。
- 不織布マスクに接着剤として使われる樹脂
- 細菌やウイルス、カビをブロックする抗菌剤
これらが肌に合わなくて肌荒れする場合もありますし、マスクに付着したホコリ・花粉が肌にふれて、肌荒れを起こしてしまう場合もあるんですよ。
また、おうちで、マスクを繰り返し使うために、アルコールスプレーや次亜塩素酸ナトリウムを使ってマスク消毒をする場合も多いと思います。
その場合、刺激によって肌荒れしてしまう可能性が高くなるので、きちんとゆすいでくださいね。
マスクを外した時に起きてしまう乾燥による肌荒れ
マスクをすると乾燥対策になるということで美容目的でマスクをつけてる方も多いですよね。
だけど、実は、その方法、危険なんですよー。
マスクをつけている間は、保湿されているし、潤っていて良いのですが、マスクを取る時に、マスク内の水蒸気が一気に蒸発してしまうため、お肌の水分をキープしている角質層の水分が奪われてしまうんです。
だから、乾燥肌になりやすくなってしまうんですよ。
乾燥肌に傾いてしまうと、しわ・シミにもなりやすくなってしまうので注意した方がいいですね。
不織布のマスクは、ガーゼと違って、マスク内の蒸気がこもって、肌に付着してしまうため、乾燥しやすくなるんです。
マスクによる肌荒れの対策方法
それでは、どのような対策をしていけば肌に悪い状態を改善していけるかというと、こちらの2つ。
- マスク選びに気を付ける
- スキンケアに気を付ける
マスク選びに気を付ける
なかなか、今の状態では、入手できるマスクが限られているので、思うようにはいきませんが、なるべく次のようなマスクが好ましいです。
- 凹凸がないマスク
- 自分のサイズに合ったマスク
- ガーゼなどの天然素材
凹凸のないマスク
摩擦や刺激によって、肌荒れしている場合は、凹凸が少ないマスクがいいです。
つまり、柔らかめの素材で、マスクとゴムがが一体化しているような、縫い目がないマスクの方が、肌への刺激が少なくて済みます。
マスクって、値段にもよりますが、色々な素材、形のマスクがありますよね。
一枚布のようにマスクとゴムが一体化しているようなマスクもあれば、マスク部分とゴム部分が縫い付けられているマスクもあります。
耳の部分が痛くならないように、ゴム部分の厚さが厚めになっていたりするマスク等々。
素材も同じ不織布マスクでも、柔らかめなシルク配合のマスクもあれば、硬めの素材もあります。
できるだけ、こういったマスクを選ぶようにした方がいいですよ。
自分のサイズに合ったマスク
自分のサイズに合ったマスクとは、次のようなマスクです。
- 鼻から頬、フェイスラインに隙間ができないマスク
- 肌との接触が少ないマスク
- ズレないマスク・フィットするマスク
マスクって、大体、縦×横のサイズが規定で決まっているので、合わないと肌荒れしやすいといった面もあります。
形状なども含めて自分の顔に合ったマスクを選ぶようにすると、ウイルス防止という点、肌荒れという点でもいいですね。
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会によると、自分でも簡単にマスクのサイズを測る方法があるんですって。
紹介しますね。
親指から人差し指までの長さを測ると自分サイズが分かります。
- 9~11cm→子供用サイズがおすすめ
- 10.5~12.5cm→小さめサイズがおすすめ
- 12~14.5cm→ふつうサイズがおすすめ
- 14cm以上→大きめサイズがおすすめ
因みに、風邪用タイプと花粉用タイプのマスクではフィルターの目の粗さが違うので、兼用するなら風邪用タイプの方がおすすめだそうですよ。
ガーゼなどの天然素材
不織布マスクは、ポリプロピレンやポリオレフィンといった化学繊維からできています。
コットンやガーゼの素材の方が、肌への負担は少ないので、繰り返し使うタイプのマスクを選びたい場合は、天然素材のコットンやガーゼでできたマスクを選ぶといいですよ。
また、使い捨てタイプの不織布を使わざるを得ない場合は、マスク内部に次のような対策をとると、肌荒れやニキビが緩和しやすくなります。
- 柔らかいティッシュやガーゼ(コットン)を中に入れる
- マスク内部につける用のマスクをつける
ガーゼをつけることで、不織布マスク特有の湿度を下げてムレを逃がしてくれますし、肌への摩擦を減らしてくれます。
無理な場合は、時々、ティッシュで口周りを押さえたり、マスク内部を拭くだけでも、なにもしないよりはずっといいですよ。
ファンデーションなどのメイクをしてると、マスクについたりするし、中途半端にメイク落ちしてる顔を見られたくなくって、マスクが、なかなか外せないのが悩みです。
ですが、化粧直しをして、適度にマスクを取って、マスク内部の換気をよくすることも大事です。
スキンケアとクレンジングに気を付ける
ファンデーションをしている場合は、できればいったん休むのがいいです。
というのも、ファンデーションをすると、クレンジングでメイクを落とす必要が出てくるからです。
もし、洗浄力の高いクレンジングを使ってしまうと、余計に肌荒れの治りが遅くなってしまいます。
できるだけ、肌への負担を減らすためにも、できればファンデーションを休みたいところ。
もし、無理なら、肌への負担がかかるクリームファンデーションではなく、もう少し軽めのリキッドやクッションファンデーション、BB(CC)クリームや下地クリームといった、クレンジングで落ちやすいメイクを選んだ方がいいです。
毛穴にたまったファンデーションがクレンジングで落ちきれてないと、そこからまた、肌荒れやニキビの原因となってしまうので、ぜひ気を付けてくださいね。
クレンジングとスキンケアは低刺激で保湿中心にする
マスクを長時間つけることで、水分だけでなく、肌の油分までも奪われてしまいます。
つまり、肌のバリア機能が低下しているということなんです。
外からの紫外線・ホコリ・花粉などの刺激に対して、肌が無防備にさらされやすくなっている状態。
だから、肌へのダメージが大きくなりやすいし、不安定な状態なんです。
もう一度しつこく言ってしまいますが、夏だと、紫外線ダメージも強くなるので、肌荒れしているとシミ、しわになりやすいですから気をつけましょう~。
なぜなら、次のような悪循環が生まれてしまうかもしれないからです。
暑いからマスクを取りたい
↓
だけど、もし、マスクを取ったら、UVカットクリーム+メイクしないといけない
↓
メイクを濃くしてしまうとクレンジングも洗浄力の高いタイプの種類に切り替えないといけない
↓
肌に必要な皮脂・水分が奪われる可能性がある
↓
肌荒れがなかなか治りにくい
クレンジングをする場合は、肌の水分油脂を取りすぎない、肌に負担をかけないようなクレンジングミルクやクリームタイプがおすすめです。
乾燥肌や敏感肌用のクレンジングを選んだ方がいいですね。
私は、カバーマークかミノンのクレンジングミルクを使ってます。
テクスチャーはミノンよりカバーマークの方が濃厚なので、伸ばした時に分厚さがあり、肌への摩擦が少なくて済みます。
洗いあがりのしっとり感は、カバーマークの方が強いですね。
ミノンの方は、肌内部の水分をキープしてくれる角質層の天然保湿因子(Natural Moisture Factor)に含まれるアミノ酸を含んでおり、クレンジングをした時に肌内部のうるおいが逃げないようにフタをしてくれるという特長があります。
テクスチャーは、そこまでトロっとしているわけではないので、厚みに欠けますが、メイク落ちもよく肌が適度にスッキリしますね。
しっとりというような洗いあがりではないです。
油分と水分が欠けているお肌に、さらに、クレンジングで追い打ちをかけてはいけないので、注意してくださいね。
さらにいうと、クレンジングをする時、摩擦レスを心がけながら、ゆっくりやさしくクレンジングをするようにしましょう。
そして、最後に、化粧水~クリームでたっぷりと保湿をしてあげましょう。
- ファンデーションを肌負担の軽いものにする
- クレンジングを低刺激性のものに切り替える
といったように、今使っているものを見直す、肌への負担を軽くしていくシンプルな方向で考えていった方がいいです。
病院では、マスクによる肌荒れに、ワセリンやヘパリン類似物質軟膏などを処方したりするので、もし、治りが遅いようであれば、電話をして空いている時間帯などに病院へ行ってくださいね。