秋冬の乾燥対策ってとても大事。
美容オイルやクリームで乾燥対策をするだけじゃなく、まずは、クレンジングでメイクを落とすケアが、とっても大事なんです。
毎年冬を迎えるたびに、夕方鏡を見て、「去年とは違うわ...。」という衰え肌を実感していませんか?
私もそうですが、こんなに乾燥している状態だからこそ、老け感スピードを緩やかにするために、普段の毎日のお手入れを見直す必要があります。
というのも、やっぱり秋冬は、肌トラブルが起きやすいからです。
もしかすると、その肌トラブルはクレンジングで解決するかもしれません。
毎年、老け顔でため息をつく悪循環を断ち切ってみませんか?
目次
秋冬シーズンにお肌が乾燥する3つの理由
秋冬シーズンになるとお肌が乾燥する原因は3つ。
夏の紫外線ダメージ、気温・湿度の低下、皮脂量の低下です。
その1.紫外線ダメージ
夏に受けた紫外線の影響は、秋にやってきます。紫外線によって、バリア機能が低下し、肌が外部からの刺激に弱くなっています。
バリア機能が弱まると、お肌内部の水分が蒸発して、さらに乾燥を招いてしまいます。秋の気温低下と紫外線ダメ―ジで、お肌が、不安定なゆらぎ肌、乾燥肌になる傾向にあります。
その2.湿度の低下
気象庁のデータによると、毎年10月になると湿度が下がり始めます。そして、12月からは一気に湿度が50、60%台へと下がり、4月までカラッカラの乾燥した状態が続きます。
その3.皮脂量の低下
気温と湿度の低下により、血液循環も滞りがちになります。つまり、血行不良ですね。そうすると、皮脂や汗の分泌が減って、皮膚の薄い目元、口元がカサつきやすくなります。
秋冬に現れるエイジングサイン
秋冬は、紫外線ダメージの蓄積、気温・湿度の低下、皮脂量の低下によって、シミ、くすみ、たるみというエイジングサインがお肌に出てきやすい季節でもあるんです。
そして、皮脂量の低下からくる血行不良によって、お肌に必要な酸素や栄養が行き渡りにくくなります。
そして、ターンオーバー(お肌の新陳代謝)が乱れます。つまり、新しい肌細胞の生まれ変わりが遅くなってくるんです。
その結果、古い角質が溜まりやすく、ゴワつきやすいお肌になりがちです。
皮脂量の低下という事は、夏と違って毛穴が日中開きにくくなるわけですから、毛穴の汚れがとれにくい、毛穴の詰まりが起きやすくもなるわけです。
POINTだからこそ、秋冬に使いたいクレンジングは、メイクをしっかり落としつつも、摩擦や刺激を与えずに乾燥となる原因を最小限に抑えるものを選びたいものです。
クレンジングが肌に与える影響
- 摩擦によるダメージ
- 界面活性剤によるダメージ
この2つがあります。
摩擦によるダメージ
クレンジングによるダメージによって、下にあるようなお肌の表皮の外側にある角質層までも取り除いてしまう可能性があるんです。という事は、お肌がさらに乾燥しやすくなってしまうというわけなんです。
界面活性剤によるダメージ
界面活性剤は、どのクレンジングにも入っているので仕方がないんです。一般的に使われているのが、合成界面活性剤です。
よく界面活性剤不使用とうたっているクレンジングは石油系界面活性剤不使用という意味で使われていることが殆どです。なので、実際は合成界面活性剤は使われているという事が多々あります。
これら2つの摩擦、界面活性剤によるダメージによって、お肌が本来持っている角質層にある保湿成分が奪われてしまうんです。
その結果、お肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥肌になってしまうんです。
お肌の表皮(角質層)にある保湿成分
- 皮脂
- 天然保湿因子(NMF)
- 角質細胞間脂質(セラミド)

それでは、秋冬シーズンは、どのようなタイプのクレンジングがアラフォー世代の女性にとって良いのでしょうか?
秋冬にも使えるクレンジングの種類の紹介

肌が乾燥する秋冬に使えるクレンジングはどんな種類があるのでしょうか?
クレンジングオイル
一般的なクレンジングオイルは、テクスチャーも柔らかく、お肌への摩擦が少ないメリットがあります。
マスカラやアイライナー、リップグロスなど油分多めな、しっかりメイクをしていても短時間で落ちるので、メイク落ちの良さという点でも大きなメリットがあります。
ですが、その反面、合成界面活性剤の量も多めなので、気付かないうちにお肌へのダメージが進んでしまっている場合も実はあるんです。
だから、普通肌や特にお肌のトラブルが起きにくい肌質の方は使っても大丈夫だけど、乾燥肌や敏感肌の方は違ったクレンジングを使った方が安心です。
アルガンオイルなど植物系オイルをベースにした油脂系クレンジングであれば、かなりお肌に優しいクレンジングなので、そういったクレンジングであれば敏感肌や乾燥肌の方でも使えますよ。
クレンジングバーム
クレンジングバームも油分を含んでいるので、しっとりした洗い上がりなのが特徴です。
だけど、油分が多いという事でアイメイクなどのメイク落ちも良いです。やはり、濃いメイクでもかなり落ちるので、合成界面活性剤はある程度は使われていると思った方が良いです。
油脂系のクレンジングオイルと同じで植物系オイルを主成分にしたクレンジングバームだったら、まだ、お肌に優しいタイプですね。
パッケージの原材料表示は含まれる量の多さで順番が決まるので、最初あたりを見て判断してください。
クレンジングジェル
ジェルタイプなので、厚みがあり伸びが良く摩擦になりにくいのはメリットです。
クレンジングジェルには、水性タイプと油性タイプがあります。油性タイプはメイク落ちが良い分、界面活性剤の量が多めな傾向にあるのでお肌が乾燥しやすくなります。
水性タイプの方が、メイク落ちはやや劣るものの、その分肌への負担は少ないバランス型クレンジング。
ただし、各クレンジングによってバラつきがあるので、マスカラはマスカラリムーバーを使った方がメイク落ちが早い場合もあります。
また、毛穴トラブルに訴求しているのが多いのもクレンジングジェル。毛穴の悩みを持つ女性にはおすすめですね。
クレンジングクリーム
クリームタイプだけに、こってりタイプのテクスチャー。なので、お肌にのせるときも摩擦が少なくトラブルになりにくいです。しかも、クリーム=油分なので洗い上がりもしっとりです。
ですが、しっかりメイクだと落ちにくいので、アイメイクをしっかりした場合は、アイメイクリムーバー(マスカラリムーバー)も一緒に使う必要があります。
洗い上がりがしっとりなのが好きな方、敏感肌や乾燥肌の方にとって比較的使いやすいクレンジングです。
クレンジングミルク
乳液のミルクタイプなので、柔らかなテクスチャーです。そのため、お肌にのせる時も摩擦が起きにくく洗い上がりもしっとりなのが特徴です。
クレンジングクリームと同じで、界面活性剤が他のクレンジングに比べると少なめなので洗浄力は弱め。
ナチュラルメイクの時は良いですが、しっかりメイクの場合は、ポイントメイクリムーバー(マスカラリムーバーなど)を使った方が良いです。
クレンジングクリームとクレンジングミルクは界面活性剤の量が少なめの傾向にあるので、ナチュラルメイク派、乾燥肌や敏感肌の女性には安心な種類のクレンジングになります。
秋冬に老けないためにクレンジングを見直す必要があります

秋冬にクレンジングを見直すべき理由、どんなクレンジングが良いのかを紹介しました。
因みに、秋冬肌に関するこんなデーターがあるんです。
資生堂の化粧品専門店専用ブランド「ベネフィーク」は、女性25~49才の女性を対象に、女性の冬肌に対する意識について2016年2月にインターネット調査を行いました。
その結果、乾燥、冷えによって、冬で「約2.5才老けた」と感じている事が分かりました。さらに、乾燥対策に満足していない女性は、「約3.0才老けた」と感じたとの事なんです。
POLAが毎年発表している全国美肌県2018年ナンバーワンの鳥取県は全国の中でも湿度が高い県なんですよ。
一方で、ワーストは群馬県です。というのも、日照時間が長く紫外線量が多いなど、地理的な要素が盛り込まれているからです。
なので、自分の住んでいる場所や環境を変えるのはなかなか難しいので出来ません。
