ミネラルオイルは、鉱物油とも呼ばれていますが、クレンジングにミネラルオイルが配合されていると、ちょっと嫌な気分になりませんか?
なにせ、石油から出来ているものだから、肌に悪いんじゃないかって、つい思ってしまいますよね。
だけど、ベビーオイルに配合されているのは、まさに「ミネラルオイル」!!!。
「ミネラル」という言葉だけ聞くと、ミネラルコスメなどありますし、とてもお肌に良さそうなイメージしません?
なぜ、これほどまでに、ミネラルオイルが敬遠されているのでしょうか?
ミネラルオイル(鉱物油)のメリットとデメリットを紹介します。
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ミネラルオイル(鉱物油)とは何?
そもそも、ミネラルオイル(鉱物油)とは、石油を精製する過程で(たとえば、プラスチック製品や工業用品を作る過程)、不要となった油分を無味無臭へと純度を高めて精製したものです。
ミネラルオイルは、ワセリン、パラフィン、流動パラフィンとも記載されていることもあります。
ワセリンは、ドラッグストアにも売ってますし、純度の高いものは、病院で処方されているほどですから、抵抗はあまりないですよね。
ミネラルコスメとは
「マイカ」「酸化チタン」「酸化亜鉛」「酸化鉄」「シリカ」といった天然鉱物を意味し、香料や界面活性剤(乳化剤)、防腐剤といった化学物質を使わない、肌への負担が少ない化粧品です。
クレンジング不要のミネラルコスメもありますもんね。
ミネラルオイル(鉱物油)は肌に悪いというイメージの根源
ミネラルオイルが高度に精製されておらず、不純物が含まれていた1970年代。
シミや色素沈着を引き起こしてしまった(いわゆる油焼け状態)過去から、ミネラルオイルは、肌に悪いというイメージがついてしまいました。
ですが、現在は、高い精製技術があるので、長期間劣化(酸化)しない安定した油といえるでしょう。
ミネラルオイル(鉱物油)配合クレンジングのメリット
ミネラルオイル(鉱物油)のメリットを挙げてみましょう。
- 安価
- 無臭
- 安定性が高い
- 酸化しにくい
- 肌への浸透がないので伸びやすい
現在は、高度に精製する技術があるので、赤ちゃんが使うベビーオイルに配合されるほど、安心して使われています。
体や皮膚に悪影響を及ぼす危険性はほとんどありません。
そして、ミネラルオイル(鉱物油)は、精製過程で不要となった油分を、再度高度に精製しているのでコストを安く抑えることができます。
また、ミネラルオイルが肌内部へ浸透していく事がないので、肌上での伸びが良く、乾燥を防いでくれるメリットがあります。
クレンジングでは、クレンジングクリームやクレンジングオイルによく配合されています。
安価なので、ドラッグストア系クレンジングに配合されている主成分ですね。
成分表示を見てみると、配合率の高い順に書かれているので、最初から1,2番に書かれていたら
「だから、リーズナブルなんだな」と、きっと納得してしまうでしょう。
ですが、意外にも、デパコス系クレンジングにも配合率は低くても入っているものもあるんです。。。
クレンジング容器に書いてある成分をチェックしてみてくださいね。
ミネラルオイル(鉱物油)配合クレンジングが肌に悪いデメリット
それでは、逆にミネラルオイル(鉱物油)が肌に悪いといわれるデメリットはなんでしょうか?
- 肌への栄養・美容効果はない
- 肌への吸着性が強く、なかなか落ちにくい
- ニキビや吹き出物ができやすくなる
- 肌へのなじみがない分、苦手な方も
- 乾燥しやすくなる
まず、ミネラルオイル自体に効能があるわけではありません。
ホホバオイル等の美容オイルといった植物性オイルと違って、しわ・くすみにアプローチするエイジングケア・美肌効果は全くありません。
乾燥予防に肌表面に油膜を張って保護している状態だからです。
その油膜のため、毛穴にオイルが入り込みやすく、きちんと洗い流されてないと、ニキビや吹き出物ができる原因となってしまいます。
乾燥肌、ニキビや毛穴ケアをしたい方は、ミネラルオイルはやめておいた方が安心です。
よく無添加をうたっているクレンジングで「無鉱物油」を強調しているものもあるよね?
なぜかというと、ミネラルオイルを使うと、肌が乾燥しやすくなるからです。
ミネラルオイルは、油としての性質が強いため、落とす時には、洗浄力の高い界面活性剤が必要となります。
そうすると、お肌の皮脂を奪ってしまう(=脱脂)ことになります。
お肌の表皮には角質層といって、お肌のうるおいを外に逃さないようにする皮脂膜がガードしてくれています。
ですが、強い洗浄力をもった界面活性剤によって、ここの皮脂膜が洗い流されてしまうと、とたんに肌荒れしやすくなってしまうんです。
その結果、紫外線や花粉、エアコンといった外からの刺激に肌が弱くなって、乾燥しやすくなります。
いくらクレンジングに保湿成分が含まれていて、洗い上がりがしっとり感じていても、皮脂を奪っていては元も子もありません。
しわやシミなど肌老化の原因になってしまいますからね。
ミネラルオイルが肌に悪いといわれる理由
お肌にとって必要な皮脂が、クレンジングの界面活性剤によって奪われてしまうから。
クレンジングにはミネラルオイル(鉱物油)を主成分として使ってない方が安心
クレンジングオイルじゃなくても、肌負担が少ないと言われているクリームやミルクにも、もちろんオイル(油分)は配合されています。
だから、クレンジングを選ぶ時は、一概にクレンジングの種類で決められません。
その成分を見ないとホントのところは分からないからです。
クレンジングに配合されているオイルには、主に次の3つがあります。
- ミネラルオイル(鉱物油)
- エステル系オイル
- 植物性オイル
値段も下に行けば行くほど高くなります。
エステル系オイルは、パルミチン酸エチルへキシル、エチルヘキサン酸セチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリルなどの成分があります。
エステル系オイルは、ダブル洗顔不要が多いのも特徴。
ミネラルオイルを使ったクレンジングほど、脱脂力は強くはありませんが、そこそこ洗浄力があるので保湿をしっかりしてくださいね。
1番下の植物性油脂オイルも、全ての油脂オイルが良いというわけではありません。
アルガンオイルや米ぬか油、マカデミアナッツオイル、アボガドオイルといった酸化しにくいオイルの方が好ましいんです。
お値段が高いのが難点。
ですが、仮に、お肌に油分が残ったとしても、オレイン酸など、皮脂組成と似ていて、肌なじみ良く保湿してくれます。
メイクには、主に界面活性剤でメイクを落とすものと、オイルで落とすものがあります。
メイクは油性成分なので、同じ油であるオイルで落とした方が、メイクを落としやすいんです。
界面活性剤で落とすクレンジングは、水が成分表示の最初にきているので、気になったらチェックしてみてくださいね。
エステル系オイルを主成分にしたクレンジングは、次のブランドのクレンジングが有名ですね。沢山のクレンジングがあります。
- DUOのクレンジングバーム
- THREEのクレンジングバーム(オイル)
- シャネルのクレンジングオイルーミルク(レデマキヤン ドゥスール)
- ドクターシーラボのエンリッチリフトクレンジングクリームEX
- ルルルンのクレンジングバーム
- アテニアのクレンジングオイル
- ファンケルのマイルドクレンジングオイル
これらのクレンジング幾つか試してみたので、次のレビュー記事が参考になるかもしれません。
《レビュー体験記事》
〇DUOクレンジングバームはLDKベストバイに選ばれるほど人気!
〇アテニアクレンジングオイル口コミ深堀調査!40代に嬉しい4つのメリット
〇ファンケルクレンジングはマツエク乾燥肌でも使えるのか辛口検証してみた
植物性オイルを主成分にしたクレンジングは、次のようなクレンジングがあります。
- シュウウエムラのクレンジングオイル
- アルジェランのモイストクレンジングミルク
《レビュー体験感想》
〇シュウウエムラのクレンジングオイル口コミ | 効果的な使い方でカシミヤ肌に【体験】
実際に、使ってみないと分からないと思うので、油脂系クレンジングだからOK、エステル系オイルはNGというわけではありません。
メイクや肌の調子、季節によって変えた方が安心です。
あとは、気分によっても私は変えてますよ。